国際親善大会でレアル・マドリードの一員としてデビューを飾った日本代表MF久保建英(18)が、スペイン紙マルカの電子版で称賛された。

タイトルは「久保は傑作の香りがする。黄金の左足だ」。先発したベルギー代表FWエデン・アザール(28)の評価に続き「後半のメンバーは力が落ちたものの、久保は勇敢な姿勢を見せた。左足が黄金の輝きを放った」と褒めた。

「背番号26は(まだ18歳という)年齢に見合わない自信を示した。大胆さを除けば、久保の最も優れているところは左足。ボールの扱いは壮観で、プレービジョンも際立っていた」と賛辞を重ね、後半17分には「スタジアムに来た、すべてのファンを驚かせた」と紹介。FWビニシウスに左足で出したスルーパスのことで、最後はDFに阻まれたものの決定機を演出した場面を取り上げた。

プレシーズンはトップチームに同行してデビューも遂げた久保だが、原則1年間はカスティージャ(Bチーム)でプレー予定。所属する2部Bリーグ(3部相当)で修行することになるが「セグンダ(2部)Bの舞台は、久保にとって、とても小さくなりそうだ」とレベル差を指摘。「マドリードの傑作になりそうな香りがする」と絶賛した。

1-3の黒星発進となったが、個人の評価は極めて高いようだ。それでも、本人はまだ1試合に過ぎないと思っている。近未来のトップ昇格へ、期待に応え続けられるのか。次戦、日本時間24日午前8時のアーセナル戦に向けて、また練習からアピールしていく。