スペイン2部サラゴサのMF香川真司(30)が15日、ホームでGK山口瑠伊(21)が在籍するエストレマドゥラと対戦し、決勝点を挙げて3-1の勝利に導いた。

開幕から5試合連続トップ下で先発し、前半から絶妙なアウトサイドのパスで観客を沸かせるなど攻撃の中心として躍動。1-1の後半35分に左からのグラウンダークロスを右足で難なく押し込み、3試合ぶり2点目を挙げ「良いボールをくれたスアレスに感謝したい。勝ちにつながってよかった」と笑顔で振り返った。

8日のアルコルコン戦では無得点も8月9日に加入して以来、一番の出来と認めた香川は、この日も出色のプレーを連発した。「日々の練習から素晴らしい環境で、居心地のいい中でプレーできている」。スペインにもすぐに適応し、躍動し続けている。(高橋智行通信員)