今シーズン調子が上がらず、欧州チャンピオンズリーグ(CL)第1節でパリサンジェルマンにアウェーで0-3の大敗を喫したことにより、監督交代の話が徐々に報じられ始めているレアル・マドリードについて、スペイン紙マルカ(電子版)は20日、ジネディーヌ・ジダン監督(47)が退任した場合の後任候補をいくつか挙げている。

マルカ紙によると、シーズンの始まったこの途中での選択肢はあまり多くなく、Bチーム「カスティージャ」を指揮しているラウル氏か、無所属の監督を探すしかないという。そんな中、現在無所属のモウリーニョ氏、アレグリ氏、ラウル氏の3人を候補に挙げているという。

ラウル氏はRマドリードの伝説的な選手の1人で、今シーズンよりカスティージャを率いている。今夏のプレシーズンではマジョルカに期限付き移籍している日本代表MF久保建英を練習試合に起用した。2016年1月、成績不振のベニテス監督に代わり、Bチームからトップチーム監督に就任したジダンの道筋をたどる可能性がある。

モウリーニョ氏がジダン監督が辞めた場合の最有力候補となっており、昨シーズンも監督就任の可能性があった。昨年12月のマンチェスターUの監督退任後、無所属が続いている。過去にRマドリードを率いており、クラブのこともよく分かっている。

アレグリ氏はジダン監督が退任した2018年5月、監督候補の1人に挙がっていたが、当時率いていたユベントスを指揮し続けることを望んだため実現しなかった。最終的に現セビリア監督のロペテギ監督が就任している。

マルカが“今後、ジダン監督の後任は誰に就任して欲しいか?”というアンケート(回答数約2万7000人)を実施したところ、モウリーニョ氏が45%、アレグリ氏が22%、ラウル氏が21%、その他が12%となっている。(高橋智行通信員)