クラブW杯にも出場する欧州王者のリバプールが来年1月の移籍市場で、オーストリア1部ザルツブルクFW南野拓実(24)を獲得する可能性があると、12日付のインディペンデントなど複数の英国紙、テレビ局などが一斉に報じた。

欧州チャンピオンズリーグ1次リーグ第2戦で対戦した際、名門が圧倒的な強さを発揮する本拠地で、南野に1得点1アシストを許している。記事では、名将クロップ監督が獲得を熱望していると伝えている。また、移籍金が「わずか725万ポンド(約10億7000万円)に設定されていることが判明した」とも書き、南野獲得に十分な材料がそろっていると伝えた。

日本代表でも押しも押されもしない主力の南野はW杯アジア2次予選では、初戦の9月のミャンマー戦から、11月のキルギス戦まで4試合連続得点中(計5得点)。W杯予選の開幕からでは、93年にカズ(三浦知良)が記録した3戦連発を更新する新記録を打ち立てた。今季はクラブでも絶好調。欧州CL含む公式戦で9得点を挙げている。南野は、セレッソ大阪から15年1月にザルツブルクに移籍し今季が在籍6季目。初のCLでも結果を残すなど、充実のシーズンを送っている。