23日に予定されていたイタリア・セリエAの6試合中4試合が、新型コロナウイルスの影響で延期されたが、試合を消化していくために無観客にして試合を行う可能性があると24日付英スカイスポーツ電子版が報じた。北イタリアが、新型コロナウイルスの欧州での発生中心地域だとされており、これ以上被害が拡大しないようにとの伊政府からの処置だという。

今夏は欧州選手権が開催されるため、5月24日までに今季の全試合を消化する必要があるため、セリエAの会長は、無観客試合という提案を政府にした。同会長は、(少なくとも)来週の全試合は無観客試合で行うことができると話しているほか、開催される場合、各クラブから同意が必要だとした。また27日にはミラノでインテルミラノ対ルドゴレツの欧州リーグの試合が行われる予定だが、アウェーチームのルドゴレツは欧州サッカー連盟(UEFA)に詳しい情報が欲しい旨の手紙を送ったという。(A・アウグスティニャク通信員)