バルセロナが今夏の獲得を狙うブラジル代表FWネイマール(28)について、フランスのパリ・サンジェルマンが高額な年俸での契約延長オファーを準備しているとスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が19日に報じている。

パリ・サンジェルマンのスポーツディレクター、レオナルドはバルセロナへの移籍を阻止するため、年俸3800万ユーロ(約45億6000万円)、契約期間3年延長の2025年までというビッグオファーを出す予定であるとのこと。これは新型コロナウイルスの影響を財政面に受けているバルセロナには支払うことができない金額であると伝えている。

ネイマールは17年夏、世界最高額の移籍金2億2200万ユーロ(約266億4000万円)でバルセロナより入団。現在の契約期間は22年までとなっている。

バルセロナは古巣復帰を望むネイマールの獲得を目指しているが、現在の経済的状況を考慮し、今夏の移籍の可能性は低いとみられている。(高橋智行通信員)