オランダ1部リーグのAZアルクマールに所属するDF菅原由勢(19)は23日、リーグ戦の打ち切りが事実上決定したことを受け、自身のツイッターで現在の心境をつづった。

チームは首位アヤックスと勝ち点で並び、得失点差で2位につけていたが、「優勝のチャンスがあり、あのチャンピオンズリーグがかかっていた中での発表。チームとしても悔しいし個人としてもレギュラーを掴めたわけじゃないけど、サッカー人生の中で最も濃いシーズンだったのは間違いない。EL、優勝争い、全てのモノを来季に繋げて、さらに高い舞台へ」と記した。

オランダ1部は各チームが8、9試合を残し、アヤックスが首位、菅原のAZは得失点差で2位につけていた。だが、新型コロナウイルスの感染拡大により、同国サッカー協会は21日にリーグ戦を打ち切る方針を発表。欧州サッカー連盟(UEFA)と協議した上で最終決定し、24日にクラブや関係各所が成績の扱いなどについて議論する。

菅原は昨年6月にJ1名古屋グランパスから1年間の期限付き移籍でAZに加入。今年2月に完全移籍が発表され、2025年夏までの5年契約を結んだ。

加入1年目の今季は1部リーグ戦で16試合に出場し2ゴール。欧州リーグ(EL)では11試合1得点を記録した。スタメンはリーグ戦5試合、欧州リーグ2試合と出場時間は限られたが、19歳の東京五輪代表候補は昨年8月のリーグ開幕戦でデビュー戦ゴールを決めるなど存在感を示し、来季につながる活躍はみせた。