首位レアル・マドリードは16日(日本時間17日)、ホームで行われるスペイン1部リーグ第37節でビリャレアルと対戦する。

Rマドリードはこの試合に勝利した場合、もしくは勝ち点4差で2位のバルセロナがオサスナ戦で引き分け以下に終わった場合、3季ぶり通算34回目の優勝が決まる。

Rマドリードはリーグ戦再開後、堅固な守備を武器に9試合全てに勝利し好調をキープしている。しかしジダン監督は、ビリャレアル戦前日の記者会見で「おそらく我々が最近戦ってきた中で最も難しい試合になるだろう。ビリャレアルはプレーの仕方を知っていることをこれまで証明してきたチームだ。非常に難しい相手だよ」と油断した様子を見せなかった。実際、ビリャレアルは5位につけ、欧州リーグ出場権獲得が目前に迫る好調なチームである。

優勝のかかるこの大一番にジダンは24選手を招集した。マルセロがけが、ハメス・ロドリゲスが監督判断で招集外になっている。

スペイン紙アスはビリャレアル戦に向け、ジダンが4-4-2で臨み、GKにクルトワ、DFにカルバハル、バラン、セルヒオラモス、メンディ、MFにバルベルデ、モドリッチ、カゼミロ、クロース、FWにベンゼマ、ビニシウスを起用すると予想した。ジダンがMF4選手を併用して中盤に厚みを持たせてプレーする一方、アザール、ロドリゴ、アセンシオなどはベンチスタートになると見ている。

また、Rマドリードは優勝を決めた場合、サポーターが新型コロナウイルスに感染するリスクを避けるため、恒例となっている優勝パレードを行わないことを正式発表している。

(高橋智行通信員)