バルセロナが19日、アウェーで行われたスペイン1部リーグ最終節でアラベスと対戦し、5-0で圧勝した。この試合でリオネル・メッシ(33)が2得点を記録。今季のリーグ通算得点数を25に伸ばし、4季連続および史上最多7回目のピチチ賞(リーグ戦の最多得点選手賞)を受賞した。

またメッシは通算21アシストを記録し、2009-10シーズンにシャビ(バルセロナ)が記録した20アシストを上回り、スペイン1部リーグ史上の最多アシスト選手になっている。

そのような状況の中、今季のリーグ戦を終えたメッシがアラベス戦後にインタビューを受けた模様をスペイン紙マルカ電子版が同日に伝えている。

圧勝したアラベス戦について、「今日は別のものを見せられた。僕たちの置かれた状況、キックオフ時間や暑さによりプレーするのが難しい試合だったけど、チームは姿勢と責務で異なる反応を示した。それは今後に向けて重要な一歩となる」と満足げに語った。

チームを変えるために行ったことについては「僕たちは主に自己批判を行い、多くのことに気づかされた。プレーのレベルや結果で僕たちは素晴らしいシーズンを送れなかったが、今日は姿勢と責務の面で1歩前進することができた」と説明した。

リーグ得点王については「個人の賞と目標は二の次だ。7個目のトロフィー獲得は重要な記録になるかもしれないけどね。リーグタイトルが伴っていたら良かったんだけど」と残念がった。

来月再開する欧州チャンピオンズリーグ(CL)のナポリ戦については「僕たちはこの後の中断期間で少し落ち着く必要がある。これ以上話す必要はない。頭の中をクリアにして、これまで以上に熱意を持って戻ることが重要だ。僕たちは自己批判を行ったし、自分自身を安定させ、ベストを尽くさなければいけない」と意気込みを語っていた。

バルセロナは来月8日に欧州CLの決勝トーナメント1回戦第2戦でナポリと対戦する。

(高橋智行通信員)