13日に行われたフランスリーグ第3節パリ・サンジェルマン-マルセイユが試合終盤に大荒れとなり、5選手が退場になった。その中でパリ・サンジェルマンのネイマールとマルセイユのアルバロ・ゴンサレスがそれぞれ人種差別発言を行い、年内のフランスリーグを出場停止になる可能性があると、22日のスペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が報じている。

同試合でアルバロ・ゴンサレスがネイマール、ネイマールがマルセイユの酒井宏樹にそれぞれ人種差別発言を行った可能性があることを受け、同紙はフランス紙レキップの情報を引用し、両選手に最低8試合の出場停止処分が下り、来年までリーグ戦に出場できない可能性があることを伝えた。

パリ・サンジェルマンはすでに、ネイマールがアルバロ・ゴンサレスに人種差別発言を受けた証拠となる動画をフランス・プロサッカーリーグ機構(LFP)に提出している一方、マルセイユもネイマールが酒井のことを「クソ中国人」と呼んだことを証明する動画をいくつか持っているという。

仮に調査の結果、アルバロ・ゴンサレスとネイマールが人種差別発言を行ったとLFPが判断した場合、両選手に8~10試合の出場停止処分が下り、来年までプレーできない可能性があるとのことである。(高橋智行通信員)