レアル・マドリードのアルベロア監督(43)はエスパニョール戦後、「私はどの選手の献身性も疑っていない」と、負傷中の行為で不満を持たれたエースのエムバペを擁護した。
Rマドリードは3日にアウェーで行われたスペインリーグ第34節でエスパニョールと対戦した。勝てなければバルセロナの優勝が決まる状況下、立ち上がりからゲームを支配し、後半10分にビニシウスがゴンサロとの連係から先制すると、後半21分にベリンガムのヒールパスをダイレクトで合わせて2点目を記録した。チームは2-0で勝利し、勝ち点77で2位。次節、勝ち点11差という状況で10日にアウェーでクラシコに臨む。
試合後、アルベロア監督が記者会見に出席したもようをスペイン紙マルカが伝えた。まず、チームを勝利に導く活躍を見せたビニシウスについて、「またしても素晴らしいパフォーマンスを披露し、スーパーゴールを二つ決め、攻撃のリーダーとしての役割を果たしてくれた。ボールを持つたびに脅威となり、非常にアグレッシブかつインテリジェンスで勇敢だったよ」と大絶賛した。
交代の理由については、「クラシコに出場できないリスクを避けたかったので少し温存した」と説明。続けて、「守備面でも大いに貢献し、素晴らしい働きをしてくれたことに感謝している。生粋のリーダーで、皆に望まれているチームメートで、素晴らしい人間だ。私は本当に幸運だよ」と言及した。
負傷中のエムバペがイタリアで数日間休暇を過ごした後、エスパニョール戦開始直前にようやくマドリードに戻ってきたことについて聞かれると、「負傷者のスケジュールはすべてクラブの医療チームが管理し、いつバルデベバス(練習場)に行くべきか、行かなくていいかを判断している。自由時間についてはおのおのが適切だと思うことをやっている。私が介入することではない」と見解を述べた。
さらに、負傷離脱中のエムバペのこの行為がクラブ内だけでなく、サポーターに不満を持たれていることを指摘されると、「私はどの選手の献身性も疑っていない。これらの試合が我々にとって重要であることを全員が理解していると思う。Rマドリードよりも偉大な選手など過去にも現在にも存在しないし、未来にも存在しないだろう。私の選手たちは皆、自分たちが何を代表しているか、どこにいるのか、そしてここにいられることがどれほど幸運なことであるかを完璧に理解しているはずだ」と返答した。
ビニシウスがエムバペよりも献身的かという質問に対しては、「選手同士を比較するつもりはない。我々は全員を必要としている。どんな試合に勝つにも、選手全員の献身性が必要だ。どのチームも我々より走っているのを見ると胸が痛む。ボールを保持していない時だけでなく、保持している時もそうだ。プレス、守備、攻撃のすべてにおいて、全選手の献身性が必要だ」とコメントした。
最後にエムバペとカルバハルがクラシコに間に合うかについて、「エムバペについては今週、どんな状態かを見ていく。先週の検査後、もう少しかかると思われたが、回復状況を見守っていくつもりだ。カルバハルも同じだよ。シーズンが終わる前にプレーし、ピッチでシーズンを締めくくれることを期待している。それがダニ・カルバハルにふさわしいことだ」と説明した。(高橋智行通信員)

