スペイン紙マルカが24日、スペイン1部リーグでプレーするベテラン選手の特集を組んだ。多くの選手たちが年齢を感じさせないプレーを披露し、所属クラブで重要な役割を果たしていることを強調して伝えている。

スペイン1部リーグでは現在、33歳以上の選手が29人プレーしている。その中でカディス所属の41歳のシフエンテスは先週末のウエスカ戦で、スペイン1部リーグ史上2番目となる年長デビューを果たし、エルチェでプレーする40歳のニノは昨季の昇格プレーオフ決勝でチームを1部に導く貴重なゴールを決めている。

そして2002年のワールドカップ(W杯)日韓大会に出場している39歳のホアキンはベティスでレギュラーの座を保ち続け、38歳のホルヘ・モリーナはヘタフェから現在2連中でリーグ首位のグラナダに移籍し、新たな冒険に乗り出した。

35歳のグラナダのソルダードと中東からスペインに戻ってきたカディスのネグレドはすでに今季のリーグ戦でゴールを決めており、34歳のラウール・ガルシアはビルバオの攻撃を引っ張っている。

そして34歳のセルヒオラモス(レアル・マドリード)、ヘスス・ナバス(セビリア)、オイエール(オサスナ)、マヌ・ガルシア(アラベス)、33歳のメッシ(バルセロナ)、モラレス(レバンテ)はそれぞれ所属クラブでキャプテンを務めているだけでなく、絶対的なレギュラーのひとりになっている。

最近は17歳のスペイン代表FWアンス・ファティ(バルセロナ)などの若手選手の台頭が目立つものの、スペインにはサッカーに年齢は関係ないということを体現し、チームを支えるベテランの選手たちが多数存在しているのである。(高橋智行通信員)