ブンデスリーガ アイントラハト・フランクフルトでプレーする日本代表MF鎌田大地(24)が、25日のヘルタ戦(アウェー)で2アシストと活躍し、3-1での今季初勝利に貢献した。トップ下で右足の精度の高さが光り、急成長した昨季からさらに存在感を増している。MF長谷部誠(36)もフル出場した。

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鎌田が正確無比な右足で今季初勝利をたぐり寄せた。PKで先制した後の前半36分。右よりのペナルティーエリア付近でFKのキッカーとなり、FWドストの頭にピタリと合わせて追加点をアシストした。後半26分には試合を決定づける3点目を演出。右サイドからドリブルで仕掛けMFロデへラストパスを送りダメ押し点につなげた。

今夏、契約を2年延長した。昨季は公式戦48試合10得点7アシストと急成長し、クラブからの期待は高まるばかりだ。開幕前には「目に見える結果を残すことが大事。15ゴール関与が目標」と自身にハードルを課しており、2戦目でいきなり複数得点に絡んだ。

ヒュッター監督は「前半からいい内容でリードできた。気が抜けない相手から素晴らしい勝利」とコメントし、3点を奪った攻撃陣をたたえた。

目に見える結果にも、地元メディアは「本来のプレーではなかった。支配的ではなかった」と評価は控えめ。チームに欠かせない存在となり、実力を認められていることの裏返しでもある。上昇気流に乗る背番号15が、10月3日の次節ホッフェンハイム戦で今季初ゴールを狙う。