レアル・マドリードのスペイン人MFイスコ(28)が今冬退団することをクラブに要請したと、スペイン紙アス電子版が20日に報じている。

同紙によると、イスコは現在、ジダン監督との関係が難しい状況になっており出場機会が少なくなっているため、今冬の移籍市場での退団希望をクラブに告げたとのことだが、具体的なオファーが届いているかどうかはまだ明らかになっていないという。

最近では、イスコがRマドリードで一緒に戦ったエバートンのアンチェロッティ監督が興味を示しているという報道が出ていたが、監督自身が獲得の可能性を否定している。

イスコは当初、今夏退団の可能性があったが、最終的に今季もRマドリードでのプレーを継続したいと考えたため残留を決定した。しかし現在、ウーデゴールがチームに復帰したことで立場が危うくなっている。

イスコのRマドリードとの契約は22年6月30日まで残っており、ドイツの移籍情報サイト「トランスファー・マーケット」と市場価値は3000万ユーロ(約37億5000万円)となっている。

Rマドリードはイスコに素晴らしいオファーが届いた場合、放出を前向きに考えているとのことだが、新型コロナウイルスの影響を財政面に大きく受け、今季の収入が2億ユーロ(約250億円)減になると見積もっており、移籍金として6000万ユーロ(約75億円)~7000万ユーロ(約87億5000万円)を要求すると見られている。(高橋智行通信員)