湘南ベルマーレからロシア1部のルビンに移籍する、東京五輪世代のMF斉藤未月(22)が11日、成田空港からキャンプ地のトルコに向けて出国した。

出発を前に空港で取材に応じ、「日本から離れると考えると若干緊張しているけど、楽しみの方が大きい。僕という選手を知っている人はいないと思うので、しっかりとコミュニケーションをとり、プレーで良さを出したい」と話した。

チームは12日からトルコでキャンプを予定しており、初日から合流するという。第30節まであるリーグ戦の19試合を終えて、現在16チーム中9位。かつて本田圭佑のいたCSKAモスクワやオランダのフィテッセなどを率いたロシア人のレオニード・スルツキ監督が指揮を執る。

プロ入り前は海外挑戦を考えていなかったというが、元湘南監督で、今季からJ2京都サンガを率いる曹貴裁監督が海外の映像を見せてくれたことで、憧れを抱いた。「曹さんにも報告して、うれしく思っている、頑張ってほしいと言ってもらえた」。育ててくれた監督に活躍する姿を届けるべく、日本を飛び立った。【杉山理紗】