ヘタフェが11日、大雪の影響で1日延期されたスペインリーグ第18節でエルチェとアウェーで対戦。3-1で勝利した。試合後、ホセ・ボルダラス監督(56)が記者会見に出席した。

ボルダラス監督は、今冬の移籍市場で補強した久保建英とカルレス・アレニャについて「今、我々はこの重要な勝利を楽しんでいるし、エルチェで示してくれたような、重要なものをチームにもたらせてくれたその2選手の入団にとても満足している。アレニャはグループでわずかな時間しかたっていなかった。そして久保は実質的にチームメートと一緒に練習を行っていなかったが、とても良いものを見せてくれた。我々は彼らのことを大歓迎しており、チームを助ける意欲を持ってやって来た2人に満足している」と言及した。

今冬の移籍市場で新たな補強を求めているかについては「我々には時間があり、チームに必要なものや可能性を考慮し、さらに新しい選手を獲得できるかどうか様子を見るつもりだ。しかし我々はこのメンバーに満足している」と可能性があることを示唆した。

エルチェ戦でシステムを変更したことについては「今現在、我々には戦術面とポジションを変えるため、より多くの代替案があるし、全員が非常に高いレベルにある」と久保とアレニャの加入で選択肢が広がったことを明かした。

ヘタフェ加入後、一度も練習できないままメンバー入りし、途中出場した久保については「私は何日も彼と話していた。彼は(大雪の)困難な状況の中、金曜日(8日)にマドリードにやって来て、自宅にこもる必要があった。我々は彼に自分たちのチームのこと、そしてピッチで彼が我々を助けるためにどういうプレーをすべきかを話した。そして今日、ホテルでの滞在中、もしピッチに入った場合に彼がチームに貢献できることについて説明した。彼は本当に素晴らしいパフォーマンスを発揮し、重要なアクションを2つ生み出してくれた。ひとつは我々が2-1にしたプレーであり、もうひとつはアンヘルのPKでのプレーだ。彼はチームを助けるためにやって来てくれたので、私はとてもうれしいよ」と久保加入について喜びを表した。(高橋智行通信員)