バルセロナが、マンチェスター・シティーのスペイン代表DFエリク・ガルシア(20)を今冬の移籍市場で獲得する可能性があると、スペイン紙ムンド・デポルティボ電子版が13日に報じた。すでに本人とは合意に達しているという。

バルセロナは選手本人と5年半の契約で合意済みで、同DF獲得にはロナルド・クーマン監督の強いプレッシャーがあったという。クーマン監督は、リヨンのオランダ代表FWメンフィス・デパイ獲得もクラブに要請していた。だがDFピケが重傷を負って戦線離脱している状況を考慮。今冬のの補強優先順位をセンターバックと結論づけたという。

加えてバルセロナがエリク・ガルシア獲得に大きく近づいている要因として、移籍金が昨夏に比べ、半額まで下がったことが挙げられる。マンチェスターCは昨夏、移籍金1000万ユーロ(約12億5000万円)プラス出来高払い1000万ユーロを求めていたが、エリク・ガルシアとの契約が切れる今年6月30日まで半年を切った現在、移籍金500万ユーロ(約6億2500万円)プラス出来高払い500万ユーロと半値になっているという。

しかし、バルセロナが今冬の移籍市場でエリク・ガルシアと契約を結ぶためには、クラブの経営代行委員会の代表者カルラス・トゥスケッツ氏が、会長候補者全員の了承を得る必要がある。了承を得られない場合、すぐに獲得に動くことはできないとムンド・デポルティボ紙は伝えている。(高橋智行通信員)