ビリャレアルのウナイ・エメリ監督が(49)スペイン3部リーグのレアル・ウニオンを買収間近だと、スペイン紙アスが27日に報じている。

エメリの生まれ故郷オンダリビア近くの町イルンを本拠地にするレアル・ウニオンは現在3部リーグに属しているが、レアル・マドリード、バルセロナ、ビルバオ、レアル・ソシエダードなどと並び、1928年のスペイン1部リーグ創設時のクラブの1つであり、スペイン国王杯に4度優勝しているスペインサッカー界の歴史的なクラブである。

同紙によると、エメリはビリャレアルでの仕事に集中しているため、1年以上前にスタートした交渉に直接関与していないが、話し合いは順調に進んでおり、2月上旬にまとまる可能性があるという。

レアル・ウニオンとエメリの家族の絆は非常に強く、かつてエメリの祖父アントニオと父親フアン・マリアがGKとしてプレーしていた。中でもアントニオは2度のスペイン国王杯優勝に貢献した同クラブの伝説的なGKとなっている。一方、エメリは選手、監督として1度もレアル・ウニオンに所属したことはない。

レアル・ウニオンは現在、3部リーグ・グループ2・サブグループAで2位につけている。(高橋智行通信員)