バイエルン・ミュンヘンは敵地でパリ・サンジェルマンに1-0で勝ったが、2戦合計3-3、アウェーゴールの差で敗退した。ホームでの第1戦で2-3と敗れていた。

2試合ともボール支配率、シュート数ともに上回りながら、決定力不足で2連覇の夢は消えた。エースのレバンドフスキが故障で不在、代役のシュポモティングが先制ゴールを挙げたが、あと1点が遠かった。

ミュラーは「何回もチャンスがあったけど、それぞれ違う理由でものにできなかった」。前半40分の得点はミュラーのパスからアラバがシュート、GKがはじいた球にシュポモティングがジャンピングヘッドで決めた。だが、キミヒの狙い澄ましたシュートは枠をわずかにそれ、アラバの無回転シュートはGKに阻まれるなど、惜しい場面が続いて終わった。GKノイアーは「第1戦がツケが回った」と悔しがった。

フリック監督は「選手は疲れている」とも。過密日程の上、レバンドフスキの他にもゴレツカ、トリソらが故障、ニャブリが新型コロナで離脱中と、苦しい台所事情だった。