リバプールのサポーターたちは余計なことをしてしまったかもしれない。

14日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦・リバプール戦で、チーム事情から不慣れな右サイドバックとして奮闘したレアル・マドリードのウルグアイ代表MFフェデリコ・バルベルデ(22)が、活躍できた要因について試合前の出来事を挙げた。

Rマドリードの選手たちがバスで敵地アンフィールドに乗り込んだ際、スタジアム周辺に集まっていたリバプールサポーターがバスを襲撃。物を投げて窓枠を破損させるなど危害を加えた。

ESPN電子版によると、0-0で引き分け、2戦合計3-1で4強入りを果たした同試合後、ウルグアイの名門ペニャロール出身のバルベルデは「僕はそこ(ウルグアイ)から来た。そんなのは普通のことだし、全然OKだ」と“襲撃事件”について平然と話したという。さらに「あの出来事がさらなるモチベーションを与えてくれた。気合十分でピッチに出て、自分のすべてを出し切ろうと思ったんだ」と、相手サポーターの行為によって逆にやる気が増したと説明した。

チームはけがでルーカス・バスケスを欠き、右サイドバックが手薄になっていた。バルベルデも10日のバルセロナとのクラシコで右足首を負傷していたが、痛み止めの注射を打ち、フル出場を果たした。