ヘタフェのホセ・ボルダラス監督(57)が14日、スペインEFE通信のインタビューに応じ、日本代表MF久保建英の現在の状況についても言及した。以下、一問一答。

 

-ビリャレアルに続き、ヘタフェでもなかなか先発出場できていない。現状打破に何が必要か?

ボルダラス監督 彼が少し若く、特にフィジカル面で熟成する必要があるのは間違いない。彼もそのことは分かっている。もしフィジカル面を1歩前進させることができれば、本当にすごい選手になれる才能を備えている。すごいスピードでプレーし、多くのコンタクトがある現代サッカーで自分をうまくコントロールするには、フィジカル面で必死に努力する必要がある。技術的にはレアル・マドリードが大きな期待を寄せるような素晴らしい選手になるためのクオリティーを備えている。

-メディアが久保をピッチで見たいと望み過ぎていると思うか?

ボルダラス監督 間違いない。その通りだと思う。そのような選手になるためには時間がかかる。時に期待が現実を上回り、それに応えられないと失望に陥る。これまでも多くの選手が成長するための期間を必要としてきた。彼らにとって必要なことや、成熟のための時間、タイミングは、日々一緒に過ごしている我々監督にしか分からないんだ。

久保はこの後、18日に保有元のレアル・マドリードと今季3度目の対戦を迎える。(高橋智行通信員)