今季のスペインリーグで首位を走るAマドリードは8日、第35節でバルセロナとアウェーで対戦。敵地での難しい一戦をスコアレスドローで終え、暫定ながら首位の座をキープした。

アトレチコ・マドリードのディエゴ・シメオネ監督(51)が試合後、記者会見に出席し、リーグ優勝に向けた大一番について振り返った。

「我々は最高のフィナーレを目指して、4チームで素晴らしいリーグ戦を送っている。我々は決意や自信を持ち、チームワークで試合を戦うためにバルセロナにやって来たし、想像通りの試合になった」「我々は前半、素晴らしいパフォーマンスだった。一方、後半はより拮抗(きっこう)した展開になった。私はチームの素晴らしい仕事ぶり、そして自分たちの1試合ごとに取り組むというスタイルを維持していることを高く評価しているよ」と試合内容に満足した様子を見せた。

9日に行われる優勝争いを大きく左右するレアル・マドリード対セビリアを見るかについては「見ないと思うし、私は普段、試合を見ていない。楽しい時間を過ごせないので見たくないんだ。もし見たとしても、大きく変わることはないからね。私は家族と一緒に夕食を取り、(12日に行われる)レアル・ソシエダード相手に良い試合をする必要があるので、月曜日から準備を開始する予定だ」と明かしている。

どのチームがリーグ優勝を成し遂げるかについては「メンタル面の最も強いチームだ」と即答し、気持ちが重要であることを訴えた。

(高橋智行通信員)