イタリアが1968年以来、13大会ぶり2度目の優勝を飾った。

1-1からの延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入。イタリアGKドンナルンマ(ACミランと契約満了)が好セーブを連発して勝利をつかみとった。同点ゴールのイタリアDFボヌッチ(ユベントス)がマン・オブ・ザ・マッチに選ばれ、大会MVPには準決勝、決勝と2戦連続PK勝利に貢献したドンナルンマが輝いた。イタリアの無敗記録は34試合に伸びた。

メダル授与式では主将のDFキエリーニ(ユベントス)が男泣き。「タフな試合だった。(開始2分で失点という)最悪な形で試合がスタートし、スタンドのファンはイングランドにすべてのエネルギーを注いでいた。でも我々は冷静で落ち着いていた。それが大事だった。そこからしっかりしたプレーが始まり、ハーフタイムでも正しいパスを通し、正しいシュートを打とうと話し合った」「夢がかなったよ。本当に信じられない。大会が始まった時から魔法のようなものが漂っている感じがして、それが日に日に大きくなっていった。心の中で、カンナバロが06年W杯で優勝してカップを持ち上げている姿を考えていたんだけど、それが幸運を運んでくれた」などと話した。