アーセナルは22日に公式サイトで、U-21イングランド代表MFエミール・スミス・ロウ(20)との契約延長を発表するとともに、21-22年に「背番号10」をつけると発表した。

アーセナルの「背番号10」といえば、オランダ代表ベルカンプが95年から10シーズン背負い、その後、フランス代表ギャラス、オランダ代表ファンペルシー、イングランド代表ウィルシャー、ドイツ代表エジルと引き継がれた栄光の番号。昨冬にエジルが移籍したことで、「10番」の後継者が取りざたされ、オーバメヤンやラカゼットの名も挙がったが、アーセナルの下部組織育ちの若武者が背負うことになった。

スミス・ロウは18年にトップチームに昇格し、ライプチヒへのレンタルを経て復帰し、19年に19歳でプレミアデビュー。昨季は徐々に出番を手に入れ、頭角を現した。

本人は「10番が偉大なシャツであり、偉大なポジションだと誰もが知っている。ピッチに立つのが待ち切れない」と喜びを語る。同時に「幼いころ、ベルカンプのプレーを見ていた。下部組織から昇格した時はエジルもいて、ともに練習したり、楽しんだりしたのは信じられない経験だった」と振り返り、「僕が彼らのようにプレーして、彼らがしたことを再現する」と、意気込みを表した。