スペイン紙アスは22日、所属元レアル・マドリードと通算6回目の対戦を迎えるマジョルカMF久保建英(20)について「クボのデジャブ」という特集を組んだ。

同紙は「クボはRマドリードが大いに期待している選手。マジョルカに戻るという決断はできるだけ多くの出場時間を得るためのもので、それを実現している。リーグ戦5試合中4試合に先発し、370分間プレーした。そして今日はわが家に戻るクボにとって、サンティアゴ・ベルナベウで初めてプレーすることになるので、特別な日になるだろう」と記した。

同紙は久保のRマドリードとの過去5度の対戦を振り返った。1回目はマジョルカ初年度の19年10月19日。久保は後半14分から出場し、ラゴ・ジュニオールのゴールで1-0で勝利した。

2回目は新型コロナウイルス感染拡大後の昨年6月24日。サンティアゴ・ベルナベウが本格的な改修工事に入っていたため、練習場併設のアルフレド・ディステファノで行われた。久保はフル出場したが、マジョルカが0-2で敗れた。久保の評価は3点(最高点)だった。

3回目はビリャレアル移籍後の昨年11月21日。1-1のドローで、久保は後半44分からの出場だった。

4回目はヘタフェ移籍後の今年2月9日。再びアルフレド・ディステファノで開催され、久保は後半10分から出場したが、チームは0-2で敗れた。

5回目は今年4月18日。0-0のドローで、久保は出番なしだった。

同紙は「久保はRマドリードでの成功をずっと夢見ており、今日、サンティアゴ・ベルナベウで輝くことでマドリディスタ(Rマドリードサポーター)を納得させたいと考えている」と締めくくった。(高橋智行通信員)