バルセロナはカディスと0-0で引き分け、この時点で首位レアル・マドリードと勝ち点7差の7位に甘んじている。14日欧州チャンピオンズリーグのバイエルン・ミュンヘン戦で0-3の惨敗、20日グラナダ戦の1-1に続き、公式戦3試合連続で白星なしとなった。

バルサは攻勢に試合を進めるも、相手守備陣の奮闘もあって得点できない時間が続き、後半20分にはフレンキー・デヨンクが2枚目のイエローカードで退場。終盤は相手に好機を与える場面もあったが、GKテアシュテーゲンの好対応もあってしのいだ形だった。

既に欧米メディアでは、この試合はクーマン監督の去就問題に影響すると報じられていたが、勝利が得られなかっただけでなく、同監督は試合終了間際に退席処分になる始末。風当たりはさらに強くなった。

クーマン監督は試合後、「選手たちに文句を言うことはできない。できるだけのことはやった。複雑な試合だった」と振り返ったという。

このチーム状況にセルジ・ロベルトは「ファン、チーム、コーチ陣、クラブ首脳陣…僕らはこの状況を克服するために、これまで以上に結束しなければならない」と団結を呼びかけ、ピケは「出足が悪くても、シーズン終盤には優勝争いすることになると信じている」とバルサの底力を強調していた。

バルサは26日にはレバンテ戦、29日は欧州チャンピオンズリーグ・ベンフィカ戦と中2日の厳しい日程が続く。