退場者を出してピンチに立たされたサンジロワーズが、MF三笘薫(24)のハットトリックの活躍でセランに逆転勝ちした。

サンジロワーズは0-2の前半45分にMFアマニが2枚目のイエローカードで退場。後半は10人で2点を追うという苦境に立たされた。

しかし後半頭から途中出場した三笘が同10分に移籍後リーグ戦初ゴールとなる得点を決めて反撃開始。

同点に追いついた後の同31分にはゴール左でスルーパスに走り込んで右足で勝ち越しゴール。

さらに同45分にはカウンターからハーフウエーラインを越えたあたりでパスを受け、そのまま得意のドリブルでペナルティーエリア右に進入し、倒れ込みながら右足でこの日3点目を蹴り込んだ。

マズ監督は試合後、地元メディアの取材に「三笘は素晴らしい選手。チームの力になれるということを見せてくれた。技術的にクオリティーがあり、人間的にも明るい。ゲンクで監督をしていたので伊東純也のことも知っているが、彼ら日本人は文句も言わず、いつもポジティブだ。三笘は自分の力を分かっているし、プレーしていない時も不満を漏らさず、ポジティブでいるのがいい」と話した。