名古屋などで活躍したドラガン・ストイコビッチ監督(56)率いるセルビアが、ポルトガルとのA組上位2チームの直接対決を制し、セルビアとしては2大会連続3度目のW杯出場を決めた。

1-1の後半45分、FWタディッチ(アヤックス)の右からのクロスを、FWミトロビッチ(フラム)がヘディングでゴールにたたきこんだ。

ストイコビッチ監督も雄たけびを上げる土壇場での決勝弾でセルビアが勝利。試合前まで勝ち点で並び、得失点差では上回られていたポルトガルを逆転してW杯切符を手に入れた。

ストイコビッチ監督は試合後「気持ちを出して戦ってくれた選手たちは勝ちに値した。これはセルビアにとって大きな成果だ。選手たちは成長ぶりを見せてくれたし、最も重圧のかかる試合で落ち着いていた。もし1-1でプレーオフに進むことになっていたとしても、私は同じことを言ったと思う」とチームをたたえた。