スールシャール監督を解任したマンチェスター・ユナイテッドが、元バルセロナ指揮官のエルネスト・バルベルデ氏(57)とコンタクトを取ったと、複数英メディアが報じた。

マンチェスターUはコーチから昇格したマイケル・キャリック暫定監督が現時点ではチームを率いており、23日の欧州チャンピオンズリーグ(CL)1次リーグ・ビリャレアル戦では2-0で初采配初勝利を飾った。

ただクラブはもともとキャリック暫定監督には数試合を任せる予定で、その間に今季終了までチームを率いる指揮官を招聘(しょうへい)する意向だった。

マンチェスターUの新監督候補には、現在フランス1部パリ・サンジェルマンを率いているポチェッティーノ監督の名前が挙がっているが、同監督は「自分はパリにいて幸せだ」とも話している。そのためポチェッティーノ監督の引き抜きがうまくいかなかった場合に備えて、バルベルデ氏にもアプローチしているとみられる。

バルベルデ氏は17年~20年にバルセロナを指揮。17-18年シーズンから2季連続でクラブをスペインリーグ優勝に導いた。また17-18年シーズン・スペイン国王杯も制した。経験豊富で、与えられた戦力の中で結果を出す能力にたけ、今季終了までチームを任せるには適任とみられている。