スペイン1部レアル・マドリードが、12日のスペインスーパー杯準決勝でバルセロナに延長戦の末に3-2で勝利した。アンチェロッティ監督(62)が試合後、バルセロナのシャビ監督の意見に反論する場面があった。

アンチェロッティ監督は試合後の記者会見に出席。バルセロナのシャビ監督が「我々は多くの場面で上回っていた」と発言したことについて、「それに同意することはできない」と反論。「試合は互角だった。我々は前半、運悪く失点してしまったが、後半はより拮抗(きっこう)していた。どちらもゲームを支配していなかったし、我々は後ろに引いてカウンターを狙い、3ゴールはどれも素晴らしかった」と、バルセロナへの敬意も示しながら見解を述べた。

試合については「我々は素晴らしいパフォーマンスを発揮していたし、ボールを持った時、効果的にプレーした。疲労でミスを犯してしまったものの、試合を通じてカウンターを効率良く仕掛けることができた。一方、バルセロナも非常に良いプレーをしていたので、我々はスペインサッカーの素晴らしいイメージを与えることができた」と、スペイン国外で初めて行われた公式戦のクラシコに手応えをアピールした。

バルセロナについては「彼らはとても良いチームであり、欠場していた選手たちが戻ってきているので、今後、より良くなると思う」と印象を語った。

Rマドリードは、13日に行われるもう一方の準決勝のアトレチコ・マドリードとビルバオの勝者と16日の決勝で対戦する。(高橋智行通信員)