バルセロナのシャビ監督(41)が、今季終了後に契約が切れるフランス代表FWデンベレに対し「契約延長するか退団するかのどちらかだ」と最後通告とも取れる発言をした。

バルセロナは20日に国王杯4回戦でビルバオと対戦する。その一戦に向けた前日会見にシャビ監督が出席。クラブとの契約が今年6月30日までの中、契約延長で合意できておらず、最近、今冬退団の移籍先候補してニューカッスル名が報じられていたデンベレの将来について、断固たる姿勢を示した。

「我々はウスマンに対して非常に複雑な状況にある。クラブはもし彼が契約延長しない場合、解決策を探さなければならないという判断を下している。今のままにしておくことはできない。我々はずっと待っていたし、マテウ(フットボールディレクターのマテウ・アレマニー)は5カ月前から選手や代理人と話し合いを続けてきたが、もうこれ以上待つことはできない。契約延長するか、選手のための解決策を探す必要がある」と強く訴えた。

このままの状況が続く場合、デンベレは残りのシーズン全てをスタンドで過ごすことになるかについては「そんな事態は想定していない。契約延長するか退団するかのどちらかだ。それ以外の解決策はない。我々はその2つの選択肢しか考えていない。我々は彼に対してハッキリと伝えてきたと思うし、私には今の状況が理解できない。なぜなら彼は契約延長を希望しているのに、その決断を下していないのだからね。そして我々には他の選択肢がない」と今冬の移籍期間中に契約延長しない場合、退団以外の選択肢がないことを強調した。(高橋智行通信員)