マンチェスター・ユナイテッドのラルフ・ラングニック暫定監督(63)が、ポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(36)の憤りに理解を示した。

マンチェスターUは後半10分、フレッジのパスをDF裏に抜け出しながら受けたエランガが頭で押し込んで先制した。

同17分には自陣でマクトミネイが相手パスをカットし、ここからカウンター攻撃が始まり、マクトミネイの浮き球の縦パスをロナウドが胸で落とし、これを受けたブルーノ・フェルナンデスがドリブルで敵陣深くまで持ち込んだ。ラストパスを受けたグリーンウッドが左足でチーム2点目を流し込んだ。

ラングニック暫定監督はリードを守るため、同26分にロナウドに代えてDFのマグワイアを投入。するとロナウドは明らかに不機嫌そうな表情を浮かべてベンチに下がり、手渡されたジャケットをイスにたたきつけて何度も首を横に振った。

ラングニック暫定監督はその後ロナウドのそばに寄っていき、交代の理由を説明。試合後には「(ロナウドの怒りは)自然なことだ。ストライカーは得点をとりたいものだから。でも彼は軽いけがから戻ってきたばかりだし、次も試合があることを忘れてはならない。彼とは何の問題もない」「彼(ロナウド)は『なぜ自分が?』と言ってきたが、私は『チームのための決断をしなければならない』と伝えた。我々は(15日の)アストンビラ戦で2-0から追いつかれた。同じ過ちはできない」などと話した。

ロナウドは股関節の筋肉を痛めて公式戦ここ2試合を欠場していた。