バルセロナの女子チームが、女子サッカーの観客動員数世界記録を塗り替えた。複数の海外メディアが報じた。

バルセロナは22日、女子欧州チャンピオンズリーグ(CL)準決勝でウォルフスブルク(ドイツ)と対戦。5-1と圧勝した。バルサの本拠地カンプノウで行われたこの準決勝第1戦に詰め掛けたファンの数はなんと9万1648人にも上ったという。

バルセロナは3月30日に行われた女子欧州CL準々決勝レアル・マドリード戦でカンプノウに9万1553人を集客。米カリフォルニア州パサデナのローズボウルで開催された99年女子ワールドカップ(W杯)決勝・米国-中国(米国がPK戦の末に優勝)の9万185人を上回り、23年ぶりに世界記録を更新していた。

バルセロナの関係者たちは3月30日の試合後、「2度とこんな人数を集めることはできない」と話していたが、わずか3週間ほどでその記録を塗り替えてしまった。

国際サッカー連盟(FIFA)が公認する以前の、非公式の1971年女子W杯メキシコ大会では開幕戦のメキシコ-アルゼンチンに10万人、決勝戦のデンマーク-メキシコには11万人が集まったとされている。だがこれらの数は正式な記録としては認められていない。