米ネバダ州の女性がポルトガル代表FWクリスティアノ・ロナウド(37=マンチェスター・ユナイテッド)から性的暴行を受けたと訴えていた裁判で、ラスベガスの地方裁判所は10日、女性の訴えを完全に退けた。

さらに裁判所は女性の弁護士に対し「悪意のある行為」「盗まれた機密書類の使用」により、処分を下すと発表した。

この件ではすでにロナウドから女性側に37万5000ドル(約4880万円)の和解金が支払われているが、女性側が数百万ドルの支払いを求めて裁判所に提訴していた。

ジェニファー・ドージー裁判官は「これらの文書の入手と継続的な使用は悪意のあるもので、ストーバル(女性の弁護士)を資格剥奪にするだけではロナウドへの偏見を修正することはできません。厳しい制裁に値します」などと説明している。

18年に訴えを起こしたキャスリン・マヨルガさんはナイトクラブでロナウドと出会い、その後、ホテルで性的暴行を受けたと主張。

一方、ロナウドの弁護士チームは、ロナウドと女性が性的関係を持ったかどうかについては争わず、合意のもとだったと一貫して主張してきた。