鹿島アントラーズから移籍したセルクル・ブルージュFW上田綺世(23)が、ウェステルローとの開幕戦で、背番号「36」をつけ先発フル出場し、ベルギーリーグデビューを果たした。

鹿島では2トップの一角が主戦場だったが、新天地では4-3-3のトップ下に入った。最後方からのフィードでは、最前線で得意のポストプレーを発揮する場面もあり、小気味いいくさびの落としや縦パスでテンポをつくった。

ただ、セルクル・ブルージュは前半31分にDFポポビッチが2枚目の警告で退場に。早い時間に10人で戦うことになった。10人になったことで、上田が4-4-1の1トップに入った。チームとして数的不利が響き、ゴール前で持ち味を発揮することはできなかったが、シュートの前のプレーには絡み、守備でも相手GKに果敢にプレスをかけるなど、献身的なプレーが目立った。チームは前半40分には左サイドを崩され失点。後半ロスタイムにも失点し、0-2で敗れた。