バルセロナは28日、セビリアとフランス代表DFジュール・クンデ(23)獲得で基本合意したと発表した。契約はメディカルチェック後となる。

バルセロナは今夏、昨季の失態から挽回するために大型補強を敢行。信頼できるセンターバックを探してきた。一時はチェルシー移籍間近の報道も出ていたクンデを、最終的に獲得することに成功した。

クラブは契約の詳細を明らかにしていない。スペイン紙スポルトによると、27年6月までの5年契約、移籍金5000万ユーロ(約70億円)+出来高1000万ユーロ(約14億円)になるという。

クンデは19年夏、ボルドーから移籍金2500万ユーロ(約35億円)でセビリアに入団。以降の3シーズン、レギュラーとして活躍。公式戦134試合に出場して9得点を記録し、19-20年シーズンに欧州リーグ優勝を成し遂げた。フランス代表デビューは昨年6月のウェールズ戦。これまで11試合に出場し、昨夏の欧州選手権に参加した。

クンデはバルセロナにとって、コートジボワール代表MFケシエ、デンマーク代表DFクリステンセン、ブラジル代表FWラフィーニャ、ポーランド代表FWレバンドフスキに次ぐ今夏5人目の補強となった。(高橋智行通信員)