バルセロナが今夏獲得したばかりのデンマーク代表DFアンドレアス・クリステンセン(26)とコートジボワール代表MFフランク・ケシエ(25)が、退団する可能性が出てきた。

バルセロナは今夏、2人以外にもレバンドフスキやラフィーニャ、クンデら大物選手たちを軒並み獲得。しかし支出を制限するスペインリーグのサラリーキャップ制度をクリアすることができず、新加入選手たちを登録できないでいる。また契約を更新したセルジ・ロベルト、デンベレも選手登録できていない。

そのためバルセロナは放映権や関連会社の株式などクラブの資産を切り売りし、さらに戦力外選手らの人員整理を行っている。

ESPN電子版によると、バルセロナの今季初戦、13日ラヨ・バリェカノ戦までにクリステンセンとケシエを登録することができなければ、2人はフリーエージェントとしてバルセロナを退団することができるという。

バルセロナは今夏、1億5000万ユーロ(約210億円)をかけて戦力補強。一方、放映権などを売って6億ユーロ(約840億円)の収入を得た。だが、まだ新加入選手および契約更新選手全員を登録する状況にはなっていない。

バルセロナは選手の映像などを製作する関連会社「バルサ・スタジオ」の株式をさらに24・5%売却しようとしており、加えて選手たちに減俸をのむように交渉を行っている。