亡くなられた「燃える闘魂」アントニオ猪木さんをしのび、先日このコーナーで「アントニオ」と名の付くベスト11が発表された。ならば、ということで今回は「ロベルト」と名の付くベスト11を考えてみた。なぜかって? それは私の永遠のアイドルが元イタリア代表FWロベルト・バッジオだからだ。

1994年ワールドカップ(W杯)米国大会決勝のブラジル戦でPKを外した時は筆者も涙した。そして「PKを外すことができるのは、PK蹴る勇気を持った者だけだ」というバッジオの言葉にまた涙した。バッジオは当然ベスト11入り確定。その他の10人を加えるとこうなった。

システム 4-3-3

GK=マルコス 2002年W杯日韓大会を制したブラジル代表の正守護神。「いきなりロベルトじゃないじゃん」と言うなかれ。フルネームはマルコス・ロベルト・シウベイラ・レイス。

左サイドバック=ロベルト・カルロス これはもう元ブラジル代表の「悪魔の左足」ことロベルト・カルロス以外いない。あんなにキック力のある選手は見たことがない。

センターバック=ディエゴ・ゴディン(こちらもフルネームがディエゴ・ロベルト・ゴディン・レアル) アトレチコ・マドリードで活躍した現役のウルグアイ代表。

センターバック=ネストル・センシーニ(フルネーム=ロベルト・ネストル・センシーニ) 元アルゼンチン代表でウディネーゼやパルマで活躍した。

右サイドバック=ロベルト・ムッシ 元イタリア代表。1994年W杯準優勝メンバーで、決勝トーナメント1回戦ナイジェリア戦でバッジオの同点ゴールをアシスト。

アンカー=ゼ・ロベルト 元ブラジル代表MF。攻撃力が売りだが、チーム構成上あえてアンカーになってもらった。

左インサイドハーフ=ロベルト・リベリーノ 元ブラジル代表で左足の魔術師と呼ばれた。コリンチャンスではセルジオ越後氏とチームメート。

右インサイドハーフ=ロベルト・フィルミノ リバプールではセンターFWでのプレーが多いが、足元の技術が高く、中盤でプレーすることもある。

左FW=ロベルト・レバンドフスキ ご存じ現代サッカー最高の点取り屋。今季バイエルン・ミュンヘンからバルセロナへ移籍したが、まったく問題なくスペインリーグでも店を取り続けている。

センターFW=ロベルト・バッジオ 元イタリア代表。史上最高のファンタジスタ。4-3-3のセンターFWに置いたが、0トップのような形で落ちてきて、レバンドフスキ、カバニの左右FWを生かすようなプレーもバシバシ決めてくれそう。

右FW=エディンソン・カバニ(フルネーム=エディンソン・ロベルト・カバニ・ゴメス) ウルグアイ代表の点取り屋だが、献身的なプレーが特長。本来の中央ではなく右FWでも文句を言わず黙々とプレーしてくれるはず。

ついでに監督はロベルト・ディマテオに決定。チェルシーなどでプレーした元イタリア代表MFで、指導者としては2012年にチェルシー・ビラスボアス監督の解任にともない、コーチから暫定監督に昇格。同年の欧州CL決勝ではBミュンヘンを破り、クラブに初優勝をもたらした。【千葉修宏】

名前にアントニオ、大卒選手、左利きなど/私のベスト11一覧