日本代表DF冨安健洋が所属するアーセナルは20日、同MF三笘薫がプレーするブライトンから、ベルギー代表FWレアンドロ・トロサール(28)を獲得したと発表した。

アーセナルはライバルのトットナムやチェルシーを抑えてトロサールの獲得に成功。同FWは1月の移籍市場でアーセナルが獲得した最初の選手となった。

契約は27年夏までで、1年の契約延長オプションつき。英BBCなど海外メディアによると移籍金は2100万ポンド(約34億1000万円)+500万ポンド(約8億1200万円)だという。

アーセナルは当初、ウクライナ代表FWミハイロ・ムドリク獲得を目指していたが、ムドリクは移籍金総額1億ユーロ(約140億円)でチェルシーに奪われていた。

アーセナルのアルテタ監督は、トロサールがホームで行われる22日のマンチェスター・ユナイテッド戦に出場することを希望。

「彼を獲得できて本当にうれしい。彼は僕らが追いかけてきた選手だ。前線でさまざまなポジションをこなせる選手が必要だったんだ」

「彼はリーグを知り尽くしているし、ここでの経験も十分。すぐにチームにインパクトを与えてくれると思う」

「彼はとても知的な選手だ。彼のキャリアとここ数年の活躍を見れば、間違いなく我々のプレースタイルに合うと思う。彼を迎えられてうれしい」

などと話した。

トロサールは今季ブライトンでプレミアリーグ16試合に出場し、7ゴールをマーク。22年ワールドカップ(W杯)カタール大会のベルギー代表にも選ばれたが、ブライトンに再合流後、デゼルビ監督との関係が悪化していた。同監督は「我々は良いチームだと思うし、レオがいてもいなくても良いプレーができる」などと話している。