ブンデスリーガのボルシアMGに加入するFW福田師王(18)が25日、ドイツ出発前の成田空港で取材に応じた。1年から主力で活躍した神村学園高サッカー部のチームカラーである上下真っ赤なジャージー姿。「自分が成功例として、行って活躍すれば道はできる。1日でも早くデビューしたい」と力を込めた。

荷物には、今年の高校サッカー選手権で手にした銅メダルを加えた。準決勝で岡山学芸館に敗れた後のロッカールームで、有村監督から「磨けば金になる」と言われたことが胸に残る。「ドイツで磨いて金メダルにしていきたい。しっかり飾って、毎日見て、俺はまだまだだという思いをモチベーションに変えてやっていきたい」と引き締めた。

前例の少ない高校から直接の海外クラブ入りも「楽しみしかない」と頼もしい。「まだまだですが日本を変えていきたいし、いろんな道を広げていきたい」と大きな“野望”を抱き、新たな舞台へ旅立った。