バルセロナのシャビ監督(43)がクラシコ後の会見でレアル・マドリードのアセンシオのゴール取り消しに対し「明らかなオフサイドだった」と判定の正当性を主張した。

バルセロナが19日、スペインリーグ第26節でレアル・マドリードをホームに迎えた。前半開始直後にアラウホのオウンゴールがあり、悪い形で試合をスタートしたが、前後半の終了間際にセルジ・ロベルトとケシエがそれぞれ得点を決め、2-1の逆転勝利を収め、公式戦のクラシコ3連勝を達成した。

これにより2位Rマドリードとの勝ち点差を12に広げ、まだ12節残るものの、4季ぶりの優勝がほぼ確実なものとなった。この重要な勝利を挙げた後、シャビ監督が記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。

シャビ監督はその際、今回の勝利でリーグ優勝が決定したと思うかを問われ「いや、まだ決定していないし、チャンピオンにはなっていない。まだ多くの試合が残っている。しかし我々は大いに満足しているよ。今はこれまであまりやってこなかった選手たちのパフォーマンスを評価する時だ。彼らは本当に素晴らしいリーグをやり遂げている。幾度となく批判を浴びてきたので、私は今日、大きな誇りを感じている。繰り返すが今は選手たちのやっていることを評価する時だ」と喜びを露わにした。

またシャビ監督はRマドリードのアセンシオが終了間際に決めた得点がオフサイドで取り消され、アンチェロッティ監督が「判定に疑問を持っている」と話したことについて、「あれは明らかなオフサイドだった。それは科学的な問題だ。正直、アンチェロッティのそのような発言には驚いている。あれがオフサイドかどうか議論の余地はない。私は国王杯準決勝第1戦で自分たちが良くなかったことを認めたが、今日はRマドリードより優れていたと思う。チームは全力を尽くしたので、私はそのことに誇りに感じている」と反論していた。(高橋智行通信員)