マンチェスターC(イングランド)が悲願の初優勝を遂げた。

0-0の後半23分、右からの折り返しに中央へ走り込んだスペイン代表MFロドリ(26)が右足で先制弾を決めた。昨季まで、先制していたチームが8年連続で頂点に立っていた欧州CL。インテル・ミラノの終盤の猛攻をブラジル代表GKエデルソン(29)の好守連発を中心に守り抜き、マンCが悲願を遂げた。

絶対的司令塔のベルギー代表MFケビン・デブルイネ(31)が前半36分、右太もも裏を痛めて負傷交代するアクシデントも乗り越えた。優勝の瞬間、エースのノルウェー代表FWハーランドやドイツ代表MFギュンドアン、イングランド代表MFグリーリッシュは歓喜の涙。冷静だったグアルディオラ監督も選手と抱き合うと、感涙をこぼした。

プレミアリーグ勢では1998-99年シーズンのマンチェスター・ユナイテッド以来、史上2度目となる「トレブル」(リーグ戦、FA杯、欧州CLの3冠)も達成した。

インテル・ミラノは試合終了間際、ベルギー代表FWルカクにボールを集めてゴールに迫ったが、13年前に続く2度目の戴冠はならなかった。