レアル・ソシエダードの日本代表MF久保建英(22)が欧州チャンピオンズリーグデビューを果たし、昨季準優勝のインテルを相手に引き分け発進した。
リーグ戦のレアル・マドリード戦から中2日という過密日程で迎えた大舞台。Rソシエダードはメンバーを変えずに臨み、久保は右ウイングでCLデビューした。
開始4分に先制点。相手DFにプレスをかけてボールを奪ったMFブライス・メンデスがそのまま左足を振り抜き、ゴール右隅を射抜いた。
久保は常にマーク2人に寄せられ、警戒された。強引な突破はせず、相手を引き寄せて味方のにつなぐ。それでも右足クロスでのチャンス演出や、45分には左よりからペナルティーエリア内に進入し左足でシュートを狙うなど気を吐いた。
後半に入っても集中力を保っていたRソシエダードだったが、27分に久保らが退いたあとの42分に失点。相手のシュート性のボールがゴール前に入ったところを、走り込んだエースFWラウタロ・マルティネスに蹴り込まれた。今季は終盤の失点が続いており、この日も同様に勝ちきれなかった。
ホームで勝ち点3はならなかったが、昨季準優勝のインテルを相手に主導権を握る時間は長かった。久保はキッカーとしてもコーナーキックでチャンスにつなげるなど、爪痕を残した。