ブライトンの日本代表MF三笘薫(26)がヨーロッパリーグ(EL)デビューを果たした。1次リーグ第1節のホームAEKアテネ戦に定位置の左サイドで先発。得点やアシストは記録しなかったが、随所に「らしい」突破をみせた。チームは、2-3で敗れた。
プレミアリーグで今季も魅力的なサッカーを展開するブライトンに対して、アテネは、マンツーマン気味の守備で対策を練ってきた。前半の早い時間帯には、三笘がボールに触れる機会も少なかった。ボールを受けても相手に警戒されて、2~3枚のDFに囲まれた。
見せ場を作ったのは、前半終了間際。左サイドでボールを持つと、相手DFを深い切り返しでかわして一気に深い位置まで進入。クロスはGKにキャッチされたが大きくスタジアムをわかせた。
さらに前半ロスタイム2分にも左サイドでボールを持つと、2人のDFをドリブルで抜き去り、再びチャンスを演出した。後半もドリブルとパスを織り交ぜて存在感を発揮し、後半41分までプレーした。
チームは前半11分にコーナーキックから失点するも、前半30分にFWジョアンペドロが、自ら獲得したPKを決めて同点に。同40分にもセットプレーから失点し、前半を1点ビハインドで折り返した。
後半22分にジョアンペドロが再び自身で得たPKを決めて同点に追いつくも、同39分に3点目を失った。クラブは初の欧州のコンペティションで、黒星発進となった。