前回王者の開催国カタールがイランとの打ち合いを制し、大会2連覇に王手をかけた。10日(日本時間11日)の決勝で、韓国を下して初進出したヨルダンと対戦する。
先制したのはイラン。前半4分、ロングスローの流れからエースFWアズムンのバイシクルでネットを揺らした。サポーターが大挙して駆けつけたカタールも前半17分、追いつく。DFガベルがミドルシュートを放つと、相手に当たってゴールに吸い込まれ、同点とした。
さらにカタールは前半43分、アフロがトレードマークのFWアフィフが左ペナルティーエリア角から持ち込んでスーパーゴールをゴール右上隅に決めて逆転した。前半はカタールが2-1のリードで折り返した。
後半の立ち上がり、イランはVAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)のオンフィールドレビューをへて、ペナルティーエリア内でカタール選手にハンドがあったと認定され、PKを獲得。主将のMFジャハンバフシュが成功し、再び同点に追いついた。
2-2のまま長く推移したが、カタールが後半37分に試合を決める。ゴール前でシュート性のパスを受けたFWのA・アリが見事なトラップから前を向き、思い切り体をひねって右足でゴール。勝ち越しに成功した。
追うイランは後半ロスタイム、DFハリルザデーが裏へ抜け出したアフィフを後ろからの頭突きで止め、VARのオンフィールドレビューの末、レッドカードで退場。カタールの数的有利となった後も、イランが攻め、ジャハンバフシュがボックス左角から右足でシュートを放ったが、鋭い弾道が左ポストを直撃。追いつくことができなかった。
逃げ切ったカタールが前回19年UAE大会に続いて決勝に進出。ディフェンディングチャンピオンとしてヨルダンを迎え撃つ。5年前の決勝で日本に3-1で完勝しているカタールは、00、04年大会でV2を達成した日本以来、史上5カ国目の連覇に王手をかけた。

