欧州サッカー連盟(UEFA)は15日、中東情勢の悪化を受け、欧州選手権と南米選手権の王者同士が対戦する「フィナリッシマ」を中止すると発表した。

スペイン代表とアルゼンチン代表が対戦する同大会は当初、27日にドーハ(カタール)で行われる予定だったが、中東情勢の治安悪化により同都市で開催できない状況となった。UEFAはこれを受け、代替案をいくつかアルゼンチンサッカー協会に提示したものの、すべて却下される形となった。

UEFAによると、最初の案はレアル・マドリードの本拠地ベルナベウで開催し、チケットを50%ずつ割り当てるというものだったが拒否されたという。

次にホームアンドアウェーでの開催を提案。これは第1戦をベルナベウで27日、第2戦を28年の欧州選手権と南米選手権前の代表ウイーク期間中にブエノスアイレスで実施するという内容だったが、この案も却下された。

最後にUEFAは欧州で開催できる中立地が見つかった場合、27日もしくは30日に開催するという確約を求めたが、これも受け入れられなかった。

一方、アルゼンチンサッカー協会はFIFAワールドカップ終了後の開催を提案するも、スペイン代表の日程に空きがないため合意しなかった。

最終的にアルゼンチンサッカー協会は、当初予定されていた27日ではなく、31日のみの開催を受け入れると表明したものの、UEFA側にとって開催不可能な日程であるという。その結果、大会自体が中止となったとUEFAは説明している。

(高橋智行通信員)