陸上の世界選手権(北京、22日開幕)に向け、男子20キロ競歩の世界記録保持者である鈴木雄介(27=富士通)、男子100メートルの高瀬慧(26=富士通)ら日本代表約30名が羽田空港から北京へ出発した。

 鈴木は羽田空港で取材に応じ「調子はあまりいいというわけではない」と話した。5月から恥骨に違和感があったことを明かし、検査の結果炎症が出ていることがわかった。

 ただ本人の表情は明るかった。「計画通りの練習はできなかったが、うまく調整できている」と、目標の金メダルはあくまで変えない姿勢を見せた。