サニブラウン・ハキーム(16=東京・城西高2年)が、初の世界舞台で刺激を受けた。

 21日の大会前日練習で「鳥の巣」の内部に入った。約10分かけてトラックを1周して「すごいです。めちゃくちゃ写真をとりました」と目を輝かせた。その後は男子100メートルで9秒87を持つブロメル(米国)のスタート練習をじっくり観察。「腕の振りがすごい。低い姿勢から出ている」。25日の同200メートル予選に向けて「徐々に(気分を)作りあげていければいいかなと思う」。16歳5カ月で出場すれば、同種目世界最年少となる本番を見据えた。