陸上のケンブリッジ飛鳥(ナイキ)がダイヤモンドリーグ上海大会男子100メートルを翌日に控えた12日、会場の上海体育場で最終調整した。

 国際陸連主催の最高峰リーグ・ダイヤモンドリーグに初参戦。スタート練習などで汗を流したケンブリッジは「調子は前回の3大会よりいいです。全体的にキレがある」と語った。4月の米国遠征では5・1メートルの追い風参考ながら、9秒98を出すなどインパクトを残した。その時より状態は上向いている。

 今季からプロに転向した。結果への意欲は以前にも増して、強くなった。リオ五輪の400メートルリレー米国代表のマイク・ロジャース、史上初の40代で9秒台を出したキム・コリンズ(セントクリストファー・ネビス)ら相手は強豪ぞろい。「すごくいい経験になる。こういうメンバーの中でタイムを残せるようにしたい。勝ちにいきたい」と決意がにじんだ。