男子200メートルで優勝候補のマクワラ(ボツワナ)が騒動を乗り越えて決勝に進出した。7日の予選は感染性の食中毒で欠場を余儀なくされ、48時間の隔離が解けたこの日に救済措置として1人だけの予選が実施された。通過が決まると腕立て伏せで好調をアピール。2時間後の準決勝も全体3番目のタイムを出した。

 マクワラは「自分は元気。誰の診断も受けていない」と英国の保健当局の規定に準じて隔離させた、大会側の判断を疑問視している。8日の400メートル決勝も欠場となったのはファンニーケルクの優勝を後押しするためだったのではとの臆測まで飛び交う。「400メートルも走らせてくれたら…。準備はできていた。誰が決めたのか」と諦めきれない様子だった。